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第2回避難訓練を実施しました

 10月31日(月)の午後、大地震による大津波警報が発令されたことを想定して避難訓練が行われました。あいにく雨天だったため、体育館への避難となりました。
 今回のメイン活動は、体育館を避難所にする訓練。本来なら行う町防災倉庫(体育館隣に設置)からの備蓄品搬入は雨天のため割愛。山田町危機管理課・三浦さんからの指示を受けて、体育館ギャラリーに保管してある畳を敷いて避難者の居住スペースを作りました。

畳サイズは4枚で1畳分。10枚で1人分とし、約70人分ができました。

 「居住スペースを作る際には、入り口からの導線、トイレとの距離、相互の距離に注意して」と三浦さんからアドバイスがありました。

畳に座ったり、寝っ転がったりしてみました。快適とは言えません。
居住スペースには、あとは1人1枚の毛布が配布されるとのこと。

 東日本大震災当時、本校の体育館が避難所となり、グラウンド、調理実習室、1階の教室が避難生活に提供されていたこと、学校生活の再開が4月下旬だったこと、避難所としての期間が県内最長であったこと(8/31まで)などについての話しもありました。

 また、ある震災記録集から当時の避難所運営担当だった町職員の方のことばが紹介されました。「(山田高校の)生徒たちは、飲料水の確保、湯沸かし、お茶のサービス、トイレ用の水の運搬、食事の準備、配給、片付けなど、いやな顔一つせず快く引き受け、笑顔で行動してくれた姿を目にして、熱いものがこみあげてくる思いでした。学校の授業が再開し、高校生の学校生活が始まると高校生の屈託のない笑顔や部活動の元気な声、吹奏楽の音色などがどれほど避難所の皆さんの心の安らぎになったことでしょうか」

改めて、過去に学びながら、災害への備えについて考えたいものです。