生徒5名 山田町で行われた岩大の経済学特講に参加させていただきました。
7月以降に数回、畑と景観づくりを通じた交流・生きがいづくりイベント(やまだわんぴぃす主催)に本校生がボランティア参加しています。その経緯から、イベント支援をされているNPO法人いわて連携復興センターの船戸義和さんを通じて、9月13日(火)、岩手大学人文社会学部経済学特講(集中講義)「地域づくり論」(杭田俊之教授)の山田町での活動に本校生徒5名も参加させて頂きました。
2時間弱の畑での作業ののち、まちなか交流センターに移動して、やまだわんぴぃす・川村芳宏さんによる『地域活動への思い、未来への働きかけ』をテーマとした講義を大学生とともに聴講しました。聴講後は大学生による質疑応答。活発なやりとりを聞きながら高校生は何を考えたでしょうか。
その後は、大学生から高校生に対する、ボランティア活動に参加する理由などについてのヒアリングを通して交流を深めました。
参加した生徒の感想です。
やまだわんぴぃす・川村さんから、自分達の町のために自分が先頭に立ってボランティア活動を企画・実践しているということを聞いてすごいと思った。このような方のお話しを直接聞いたのは初めてだった。【眞田優佳】
同じ県に住んでいても、大学生には私たちが使う方言--例えば「えんずい」「まつぺえ」「びっこたっこ」--が通じなかったし、山田では防災行政無線で6時・12時・15時・21時に時報が流れるが盛岡では流れないことがわかってなんだか不思議な気持ちでした。【佐藤久琉美】
畑をやったことがなかったけど種まきが楽しかったし山田のために何ができるか考える事ができた。私は地域の方々との交流を進めるために、料理教室やダンス教室などを企画してみたいと思った。【佐々木恵麻】
川村さんの話を聞いて、山田のことについて考え直すことが出来ました。山田がもっと活気溢れる明るい町になるために私たちができることは何か考えていきたいと思います。進路のことに関しては自分は将来どのように進路を決め、進めばいいか考えることが出来ました。自分はまだ進路のことが決まっていないので、進学したとしたら後々どのような職業につくかや、進学せずに就職するか等、たくさん考えることがあり、改めて大人になることって大変なことなんだなあと思いました。【鈴木咲希】
畑で中央団地の方々と交流ができ、さらに今回は岩大生との交流もあって、川村さんのお話にあったように、人との関わりを大切にしていくことが本当に重要だと感じました。さらに、山田町では地域住民同士の関わりが少ないと思うので、できるだけ積極的にボランティアや地域の皆さんと交流できるイベントに参加していきたいと考えました。川村さんが仰っていたように、町外や県外から何か働きかけようとすると拒否する方も本当にたくさんいらっしゃると思います。その悪いイメージのようなものが無くなるといいなと思ったし、県外などからの働きかけが起爆剤になって欲しいという考えに共感しました。また、岩大生の皆さんとの交流で、岩大の話を聞いて、岩大では学べる範囲が広いということがわかったし、大学に行ってから進路を大きく変えたと仰っている方もいて、私はまだ進路をどうするか悩んでいるので、とても参考になりました。今回の活動を通して貴重な体験ができたので、山高生ももっとボランティアに積極的に参加して欲しいと思いました。【上林 美玖】